株式会社クレアネットの代表取締役ブログ

AI・DX

Web制作会社の経営とかなんとかかんとか

Web制作会社の経営は外から見える以上に難しいのではとか思うことは多々あるものです。最大の理由は売上が単発の制作案件に依存しやすいことでして、毎月安定して入る定額契約を増やしたくても、顧客にとってWebサイトは一度作れば数年間使えるためサブスクリプション型の契約にはなかなか結びつきません。そのため保守契約を行うのですが、とう大前提ですが自社で管理する、けど結局できない、なんかもざらです。

さらに、契約時ではなく納品後に売上を回収するケースも多く制作期間が延びれば入金も1〜2カ月ずれます。顧客理由なのか自社理由なのか、ずれれば工期分人件費なのに、そのへんはほぼ誰も気にしません。サラリーマンですから、など開き直るとどうもこうもできませんし、先に人件費や外注費を支払うため、帳簿上は黒字でも資金繰りが苦しくなることがあります。こうした不安定な収益構造は金融機関にも説明しづらく借入時の評価にも影響します。

そして以外に気付かないのが組織づくりも簡単ではありません。Web制作は、デザイン、システム、文章、写真、広告、分析など仕事をパーツ事に切り出しやすい業種です。その分、力をつけた人が独立しやすく人材が定着しにくい側面があります。自分もその1人なので全く同情もできないのがつらいのですが、顧客の目的を理解し提案から進行管理まで担える優秀なディレクターは本当に希少価値です。こうした人材は経営やコンサルティングの分野でも活躍できるため、上位階層に移る気持ちになるのもわかるし、自分のように起業も、結果として慢性的な採用難になりやすいのです。案件ごとの範囲が曖昧になりやすい点も問題です。「これくらいは制作費に含まれるだろう」という要望が積み重なると、追加請求できないまま作業だけが増え、利益を圧迫します。制作原価の多くが人件費なので、対応時間を正確に把握できなければ、売上はあっても利益が残りません。

外部環境の変化も激しく、SEO、SNS、動画、広告、AIO、ユーザーテスト、情報設計、アクセシビリティなど、求められる知識は増え続けています。加えて、個人情報保護法や景品表示法、著作権などへの理解も欠かせず、実は法的リスクの高い仕事。トラブル系もまああったり、伝言ゲームで調整が必要になることもあります。
それでも多くのWeb制作会社が、顧客の事業を理解し、技術を学び、人を育てながら走り続けています。華やかに見えるWeb業界ですが、その裏側には資金繰り、人材、品質、変化への対応という難題があります。自分でこの事業を続けているからこそ必死に頑張るのですが、外から見える以上に難しいのでは、はあります。

自己紹介

趣味はマラソン、サッカー、御朱印集め。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく歩き、よく仕事し、よく経営する。常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を行う。勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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