WEB制作会社 株式会社クレアネットの代表ブログ

読書感想文

幼児教育の経済学を読んでみて

ジェームスヘックマン教授の話ですが、幼児教育によって将来の取得を高めるだけではなく健康も向上させ、将来の社会保険負担費用も軽減され、租税負担力も高まるため公平性と効率性にとって効果がある、という主張です。
ポイントは2つ、1つは、就学前教育が大きな価値があること 2つ目は、就学前教育ではIQだけではなく、忍耐力、協調性、計画力などの非認知能力も重要だということです。賢いや優れている場合の数値であるIQはわかりますが、非認知能力の欠如は社会的な成功は難しくなります。

主旨としては、成人後の介在としての雇用促進、及び就業前訓練よりも幼少期の教育に力をかけることで大きな利益を生むことがある、ひいては経済学上からもメリットである、という話です。
これって、幼少期のことを社会的な成功になぞるのですが、スポーツやってるとわかります。30代からいきなりサッカーやって上手くなる人みたことないし、小さいときから一定の運動神経がないとそりゃ無理でしょ、というのは誰もがわかるはず。スポーツに限ると明快ですが、もう少し広げるとわかりずらくなるところをまとめた内容でした。

もちろん臨床実験などの一定の環境でのテスト、また人的要素が強いので同じ環境下での実験が困難なためいくつかの要素制限もあっての実験ですが、納得できる点は非常に多く感じます。このようにみていくと、お医者さんの子供がお医者さんになるのは十分な環境と理由があり、経済人として会社を経営している親をみている環境の子供は、経営やセンスなど一言で言えないものを最初から持っているケースが多く、幼児教育をしっかり受けていると最初はなくても後天的に得て身につける能力が非常に高い、わけです。多少意訳ですが。

関連しているブログ記事一覧

  • 記事を書いたライター
  • 代表の新着記事
admin

株式会社クレアネット代表、好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。最近はよく打つ、バンカー苦手。文藝春秋の『Sports Graphic Number』大好き。

  1. 赤い銀行が田辺市から消えた話

  2. 初めての1kmマラソン無事完走

  3. ホンダモビリティランド株式会社さんの鈴鹿サーキット

  4. 潜在的顧客層へのアプローチ

  5. 和歌山県の販促ツール作成支援補助金

  6. 社長は話好きなのでというので3時間コース

  7. クリスマスプレゼントとか、そういったプレゼントなど

  8. 経済評論家の父から息子への手紙~上位互換がいることで生物学的安心がある

  9. ネームコーリング効果とひのとり

  10. 一度経験すると選択肢に入ってしまう危惧

自己紹介

好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

サッカー採用エントリー

固定ページ

RELATED

PAGE TOP