



大峯山寺本堂の前に木造の覆屋があり、その中には大きな水槽と、赤い消火バケツがいくつも並んでいます。
ぱっと見て消防対策なのですが。
あとで調べたら、やっぱり大峯山寺を火災から守るための重要な消防設備でした。大峯山寺は木造建築であり、周囲を豊かな森林に囲まれています。万が一火災が発生すれば、建物だけでなく山林へ燃え広がる危険もあります。しかし、山頂には消防車が簡単に入れる場所ではなく、水道もありません。そのため、山頂で消火活動を行うための貴重な貯水槽が設けられているそうなのです。
覆屋の中には常時水が蓄えられ、すぐに使えるよう赤い消火バケツも整然と吊るされています。境内には地面に設けられた金属製の点検口もあり、地下の貯水設備や配管の点検口と考えられます。普段は目立たない設備ですが、文化財を守るための大切な備えです。山火事は一度発生すると、消防車が近づけない地形や水源不足などにより、消火活動が非常に困難になります。初期対策で水をためてるんだなとすぐわかりました。
参拝者は荘厳な本堂や修験道の歴史に目を奪われがちですが、そのすぐそばには、このような「見えない安全を支える設備」が静かに役目を果たしています。
1300年以上にわたり修験道の聖地として信仰を集めてきた大峯山寺。その歴史は、信仰だけでなく、防火・防災という地道な努力によって守られてきたんだと思います、目立たなくてもいい仕事、大事な仕事。
仕事の関係で消防関係には目がすぐに行くようになりましたが、貯めてる水は1300年続く修験道の歴史を未来へつなぐ「命の水」の象徴なのだと感じました。
煙草だめ!山火事だめ!そういえば京都の愛宕神社でもすごくいっぱい「火事危険!」の標語貼ってたような。ここまで消防車来れないですから注意です。
あとストリートビューが大峯山寺に来てたのか、見えます。女人禁制ですが女性でも閲覧可能です。すげえぜ。
