日本遺産の和歌の浦、玉津島神社です。かの聖武天皇が和歌浦へ行幸され、歌人山辺赤人が読んだ歌
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺を指して 鶴鳴き渡る は和歌山県民にとっては地名を表す大事な歌にもなっています。昔は若の浦だったのですから。
そして標高35mの奠供山です。
5分あれば山頂ですがこの風景はさすがの聖武天皇も山辺赤人も感動したことなのでしょうが、普通のときにきたのでやっぱりこういう海沿いは明け方か、夕方か、によってはだいぶ違うと思うので、次回はそのあたりを狙ってきたいと思います。
潟を無み、の片男波は砂嘴でして、有名なのは天橋立も同じような砂が長くくっついている自然風景ですが、もちろん人口加工したものでもない自然によってできあがった地形なのが、また感動を生みます。高校選択が地学だったのでこういうのは大好き、ジオパークっ子なので。
このたびは万葉のふるさと玉津島神社へようこそご参拝いただきました。
当社は「神つ世」から鎮ります古社で、三柱の女神様をお祀りし、
なかでも衣通姫尊様は「和歌の神様」として古くから敬われ親しまれ
ております。(全国八万神社中「和歌三神」の一つ)春日造りのご本殿は漆塗り最高の色仕上げて、屋外社寺建築としては他に比類をみない絢爛たる貴重な文化財であります。
神社背後の奠供山は聖武天皇様ゆかりの聖地で、頂上からは万葉の
御代歌枕の地として称賛された玉津島・和歌の浦のすばらしい景観を今も展望することができます。
なお、神様のご加護によりあなた様のご旅行のご安全と今後のご健勝を心からお祈り申し上げております。万葉のふるさと
和歌三神 玉津島神社和歌三神は、住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂。(明石の柿本神社)