2026年も始まりました。
2026年も2025年以上に、私個人としても会社としても、働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいりますので、何卒よろしくお願いします。
会社も仕事休みではあるので、ようやく少し本などを読めたりするのですが、その紹介です。
ビッグコミックスフロントラインというレーベルがあるそうで、ちなみに「ビッグコミックス」は30代以上の男性をターゲットにした「青年誌」ですけど、そのような呼称ではシニア層に届けきらない時代になってきたことを受けて、70代以上の読者に向けて創設したレーベルだといいまして、そのビッグコミックスフロントラインの作品にこの「父を焼く」が出ています。遥かなる甲子園の山本おさむさん、将棋の村山九段を描いた「聖」も山本おさむさん、ですので感動を巻き起こす作品です。


ビッグコミックスフロントラインは、シニア読者を意識した新レーベルの誕生ということで話がシニアの話になってきています。
シニアなので題材自体が、老い、介護、看取り、終活、終の棲家というものですが、確かに自分より少し上の方や1回り上になると60歳なのでもう還暦で、現役終える方も出てくるわけでして。そしてその方の若い頃は米米の浪漫飛行を聞いて沖縄旅を楽しんでいた世代であり、牧瀬里穂のCM見て新幹線乗ってたり、スキーでシェプール描いてたりなどだった世代なんです。
とりあえず人口統計ではこの団塊ジュニア世代が圧倒的に多いので、この部分のマーケティングというのは今後も洗練されて知見もたまっていくはず。この作品では最後樹木葬という形のお墓の紹介で終わりますが、墓問題や散骨なんかも同じ悩みのわけで永代供養も同じこと。とりあえず読後すっきりするものでもないのですが明日は我が身と感じることも、40代50代にもなれば共通感わかるので遠いようで近い未来。
遥かなる甲子園、聖など読んできて今この「父を焼く」もしっくりくる年齢、立場変われば目線が変われば意味づけもかわるものでして、いいのか悪いのかで言えば恥じることが苦痛にならなくなってきており、これは退化ではないかとも思っていますが、ふてぶてしく生きていこうと思っています。
「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」
お正月が来て年齢を意識すると、毎回この言葉を思い出して自分に語り掛けているようです自分。
