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読書感想文

「課長」から始める社内政治の教科書

●「課長」から始める社内政治の教科書

課長でもないんですが、面白そうなタイトルに惹かれたことと「社内政治」についてのある程度の理解と知識が欠けていたから。社内政治と書けば嫌なイメージが出てきますが、人が集まれば一定の考え方の相違が現れますし意見の合う同士異なる同士が生まれるのは当然のこと、という理解を前提に、仕事ができることは素晴らしいことであっても仕事ができることから逆に浮いてしまうということが発生するのもわかるわけです。

そのへんの理屈が分かる場合と理解できる場合と、経験として見ているケースなどによって大きく異なることがわかったのですが、社内政治と言わなくても部門感によっての意見の調整が必要になることは往々にあります。

前にクライアントさんと食事をしていた際に、ちょうどスタッフの方も同席させたいということで一緒に食事をしましたが、こんな場に同席させるくらいなので何か意図があるのかとざっくばらんに聞いていたら、すごく興味深く面白いことを言っていました。

「社長から今日夜空いてないかと誘いがありまして、夕方先約の社内会議もあったのですが、時間少し遅れてでも同席合流させていただきます、と伝えておりました。今日は他のスタッフが会議もしっかり進めてくれたので時間に間に合うことができました。本日どうぞよろしくお願いします。」

こんな感じの内容なのですが、礼儀正しい部分は大前提でそれ以上に、仕事のことや会議のことやまた時間を守ることなど少しの会話で背景がすっと見えてくるわけです、この会話一言で。話は事業や他のこともいろいろ話してましたが、好印象であったことと、食事が終わったあとに「会社にいったん帰ります、会議のことと報告も来ているので」と行って帰っていったのも印象がよく、深く聞かなくてもこのスタッフさんへの信頼はそれだけで十分にわかりました。そういった立ち振る舞いができるには一朝一夕では難しい、ので、人材が揃うというのはそういう部分なのかと強く感じたものです。「課長」から始める社内政治の教科書、読んでいくとどうもそのスタッフさんがイメージされます。

会食なのでリラックスすべきですが、次にまた会いたいだったり、取引をまた継続的に行っていきたいと思ってもらうことは当然大事、という部分を取引先にも社内でも感じてもらうことは仕事で大事なこと。

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自己紹介

好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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