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24時間テレビの耳の聞こえない子供たちのタップダンスと遥かなる甲子園

ふとふとテレビをつけると
「松本潤と耳の聞こえない子供たちのタップダンスのチャレンジ」という番組が。夏休みになると24時間テレビがあって、黄色いTシャツをみんな来てさらに最後にサライを歌ってというくらいのイメージなんですが、とりあえず「愛は地球を救う」と言われるとそうだそうだと思います。でもって、このタイトルの24時間テレビの企画の1つなんですが、偶然つけたらタップダンスをしてたのでちょっと見入ってしまいました。

耳の聞こえない子供たちと松潤が踊るのですが、練習の賜物でみんなばっちり動きも揃って踊りきっていました。踊った後に松潤にコメントを聞こうとしてもかなりハードだったのか息があがってましたし、見ていてかなり練習したんだろうと素人目にも思ったダンス。耳が聞こえないという障害があればかなり不自由だったに違いないにも関わらず本当に見事なダンスでした。座頭市のタップも踊っていましたがタップは見た目華やかな分少しでもずれると全体のバランスが悪くなります。(と聞いたことがあるので)

とその後に、踊っていた20人くらいの中から代表の女の子が出てきて松潤に感謝の手紙を。内容は
「この武道館で一緒に踊れてこの機会は忘れません。これからの長い人生において今日のことを忘れずに一生懸命頑張ります」 というような内容で、詳細までは忘れましたが、こういった感謝の手紙を読むと最近ダメです。号泣です。

テレビなので最初から読むのが決まっているんだろ、とか、24時間らしい内容だ、とか別にわかっています。お涙頂戴、的なことも理解はしています。それでも練習したことに変わりなければ、この踊った経験が彼女や子供たちにとって今後の人生において達成感とか努力の大切さなどが経験として身についていたことは間違いありません。穿った見方をしなくてもしたとしても、一緒に練習して一緒に踊って一緒に経験したこと自体が人生の糧です。そういったことを考えて、さらに『耳が聞こえない』という不自由を考えても通常の人の何倍何十倍も苦労していると考えれるからこそ、それとその気持ちを恥ずかしいと思っても「手紙と言う言葉で表す」ことはなかなかできるものではありません。

耳が聞こえない、不自由さは中学生くらいのときに「遥かなる甲子園」を読んだ記憶があります。沖縄で風疹が流行ったために耳が聞こえない子供たちが多く生まれて、その学校で耳の聞こえない高校生が甲子園を目指して野球をするのですが、高野連ではそのような学校は高校野球連盟では許可できず、甲子園を目指すことも許されないという内容でした。

マンガだったので読みやすく、今でもしっかり覚えているのですが、夢を持てない、目標を持つことを許されないというのは最も辛いことです。このマンガに出てくる子供たちはただでさえいろいろな場所で普通とは異なる不便さだったり、周囲の環境も大変だったりするわけです。マンガの描写ですが、この子の耳が聞こえないとわかったときに海に入って一緒に死のうと考えた・・・という部分もありました。その子供たちが夢とする甲子園を目指すことさえ出来ない。是非読んでほしい本なのですが、読むと自分は健康でまだ有難い、恵まれている、子供ながらに思った記憶があります。

耳の聞こえない子供たちのタップダンス、そして、最近までやっていた夏の甲子園。負けた悔しさと悲しみの涙がこれから先の人生に必ず経験になります。甲子園の場合は最後まで勝ちあがるのは4000校のうち1校だけ、そのほかの高校は全てまけなんですが、その負けから得るもののほうが絶対多い。チームは負けても戦ったチームメイトの友情は永遠です。そして、この経験や夏の暑い日々の練習などは全て共有しているので戦友です。戦いに負けても人生も仲間も続きます。

そんなことを身を持って理解しているからこそ、真剣に取り組む素晴らしさと逆境が人を鍛える大事さも知っていますし、戦友の大事さも知っているわけです。そのときには全く気付きませんでしたが。

24時間テレビ、やられました。

■ 耳の不自由な子供たちの見事なタップダンス

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