会社設立した日=6月6日が原点
6月6日は会社の設立日なので、初心に帰る日です。
・なんで会社事業を始めたのか。
・どんな会社にしたいと思ったのか。
・誰のためにスタートしたのか、誰に喜んで欲しかったのか。
・どん底に落ち込んだ時に何を考え実行し、回復したのか。
・罵声を受け、罵倒されたのに辞めなかったのはなぜか。
・誰が助けて支えになってくれたのか。
・この仕事に就きたいと思ったときの高揚感はどうだったのか。
・自分の成長を感じているのか?
・一生懸命生きているのか?
・環境に恵まれていると思えるのか?
・チャレンジしているのか?
・リスクをとっているのか?
初心に帰って、ふっといろんなことを改めて思い返します。
漢字の六はなべぶたを取れば八、末広がりの八になるのでこの六月六日にしました。いいご縁が良縁となって広がるように、お客様とも従業員とも社会にとっても良縁になるように、そう思ったのが原点です。
一生、気合ハードワーク
17年の間にはまあいろんな楽しいことや嬉しいこと、よかったと思えることが多々ありましたし、反対にしんどいこともありました。
何度も何度も「気合でなんとかなる、なんとかする、何とかしてきた」経験を積み重ねてきてしまったので「よくない状況でも、頑張ってやり切れば何とかできる」という経験則からの自信とメンタルがついているので、今でも気合で何とかできる、気合あれば何とかなるし何とかできる、という変な安心感がつきました。これを、気合というかハードワークというか。
エジソンは1日16時間仕事してたので年間5840時間、京セラの稲盛さんも5000時間を30年以上やってた、などを聞いてしまっているので、凡人の自分など実に実にいわんやをや、です。盛和塾では社長なんて1月300時間働きなさい精神だったので、年間3650時間仕事しなさい、ついでに5000時間仕事しなさい、精神で本当に仕事しながらハードな仕事を何年も経験積むとこれが「気合ハードワーク」という原点になります。
この気合・ハードワークをしっかり自分で理解と経験していることが、組織の完全崩壊にならない理由と思います。下はいくら辞めたり文句言っても何をしても、トップの自分が気合・ハードワークで5000時間仕事してると崩れません。このIT業全体として仕事のいいところは、偉い人ほどよく働いているし、よく働いている人ほど偉くなっていることです。気合・ハードワークで誰よりも仕事したのは自分であって、自分に勝る人はいない。経営者の覚悟はこんなものだし、自信と経験があるから挑戦もできるし、事業に金を入れることもできるものだと思います。だからこそ確信をもって判断できる、17年の間にはまあいろんなことを経てなんとなく感じている部分です。
経営は誰も助けてくれない覚悟
「社長と2番手の距離は、2番手と社員の距離の100倍の距離がある」という話があるのですが、これ自体これも17年経験すると何となくわかることです。社長とその他従業員の距離は短いようで、想像以上に離れているわけである、というのはビジネスの経験を積んでくると理解できます。経営者は全方向から飛んでくる矢を受けないといけない存在で、時には味方からも背後から「ブルータスおまえもか!」と矢が打たれるわけですが、社員などは今日その時点で辞めることもできるわけだし、今日その時点までの給与を受け取る権利があるわけで責任の取り方など、本当に大したことはありません。
そんな立場にも関わらず、会社の存在意義は「全従業員の物心両面の幸福追求」にあるので、相矛盾しているようにも感じるものですし、従業員にはその意味が伝わらなかったり尽くして力をかけたとしても、結局実らないことなんて日曜茶飯事です。そんなわけで結局は、経営は誰も助けてくれない覚悟は自然と身に着くわけです。
教育やマネジメント、人に期待せず自分の力で打開する、など日々悩み日々取り組むのですが、うまくいかず満足もできず妥協の連続だったりします。そんなときこそ、
あさがおは早朝、花を開かせる前には必ず朝の寒さが必要
というように、冷えた朝の空気が花開く前には必ず寒い空気が必要、寒さが続くのですが必ず花開くという信念をもち続けることが大事と考えています。
刻石流水 こくせきりゅうすい
いいも悪いも結局は外部でなく、自分の中にしか正解はないわけなので、日々自問自答しながら反省ある日々を送りながら、今期18期も、顧客のために、社員のために、社会のために18期目も仕事頑張りたいと思います。
あと、創業のときくらいにお世話になったのに今はすでに鬼籍に入られた方もいて、思い出すと本当に寂しい気持ちになりますし、御礼言える時にいいたかったなあとしみじみ思います。褒めてもらえるのか、けなされるのかわからないですけど、たぶん報告少し終わったら一瞬にして「ワシが15年くらいのときには店を5つ出して数百人人使って手広くやっとったな。子供もまだ小さいし仕事も多いし金も使うし、まあ思うように全力でやってたな」とかすぐに自分の思い出話をされそうな気がします。刻石流水という言葉がありまして、かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め、たった17年でもたくさんの人に情けを受けましたので、みなさまにはこの場で感謝します。
みなさまがお元気なうちに、還暦祝、古希祝、銀婚祝、設立20年祝、喜寿祝、創業50周年祝、100周年祝、感謝の行脚していきたいと思っています。6月6日は原点の日。
ついでに梅の日です。