

桜宮神社(さくじん)、都島神社(みやじん)、正式名称は櫻宮の鳥居前のホテルがなくなっておりました。
昔の桜ノ宮を知ってる大阪人からすると、このあたりはほんま変わりました。昔は桜ノ宮いうたらなかなかの独特なところです。環状線から見えるホテルの看板で「桜ノ宮や」と分かるくらいで、京橋もそうですがある意味あの景色まで含めて街の個性でした。
ところが今は、ホテルが減ってマンションが増えていくわけで、考えたら当然なんです。
環状線内で大阪駅にも京橋にも近い。大川沿いで景色もいい。春は桜がめちゃくちゃきれい。夏は天神祭の花火。櫻宮もすぐ近くで、神社のそばというのも何となく縁起がいい。スーパーのライフも周辺にぽこぽこできて、生活利便性もかなり高いので、こんな場所今のマンション相場で放っておくわけがありません。
昔ながらの街の風情。長年見慣れた景色。桜ノ宮らしさ。もちろん、それも大事です。
でも不動産屋さんが土地を見れば、頭に浮かぶのはたぶん別の数字です。もちろんファミリーも一緒です、「坪単価いくらやろ」風情より坪単価、身も蓋もないけど、結局これなんでしょう。
「昔からここはホテル街やねん」と言うても「マンション建てたらいくらになります?」と言われたら、だいたいそこで話は終わります。
昭和から令和へ、ラブホテルからマンションへ。少し寂しいけど、これも大阪の街が生きて変化している証拠。あと何年かしたら、昔を知らない人には桜ノ宮も「川沿いで桜がきれいな、便利で人気の住宅地」になるんでしょう。
昔を知ってる人間だけが「いやいや、ここ昔はな」とニヤニヤしながら語る。かつては数十件あったのに、今は数件に、それもまた時代の流れです。
