
この世界には「移動できる人」と「移動できない人」がいる。
日本人は移動しなくなったのか?
人生は移動距離で決まるのか?
なぜ「移動格差」が生まれているのか?
通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機……
日常生活から地球規模の大問題まで、移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉
独自調査データと豊富な研究蓄積から「移動階級社会」の実態に迫る!
江戸時代なんかは移動できなかったので独自の文化が生まれたのですが、ここはやはり移動できる恩恵を十分に浴びれる現代社会では、移動すること自体非常に視野も知見も広がるものだと思います。江戸末期なんかでかつてヨーロッパに派遣された若者たちが明治時代の礎を築きましたし、広く世界の知見を得ることはやっぱり大事なことだと強く思うわけです。仕事なんかでもやっぱり現場に見に行ったりすると考えが変わりますし、いくら読書しても動画見ても百聞は一見に如かずな部分は多々ありますので。
積極的に移動する、移動してその場所場所にもまれる、対話を通じて気付きを深める、人と会ったり話をしたり討論するなど、やはり有意義なものです。そしてその中には自分のルーツを大事にして愛するということも当然大事、移動できない階級はこの社会ではほとんどない恵まれた時代だからこそ、移動できるときに移動したいものです。
移動で言えば面白話ですが、バルセロナにチャンピオンズリーグを見に行ったことがありまして、試合終了後ひったくりに合いそうになったのですが、その話をガイドさんにして「スペインはほんとに怖いっす」など言うと、スペイン人からすると「日本は勝手に地面が揺れたりするから日本ほうが怖い」など言うので、異文化コミュニケーションというか「ほおほお」となった記憶があります。ひったくりほうが怖いですが、移動しないと気付かないんです。
留学でも観光でも研修旅行でも、ただのバックパッカーでも何でも移動することは必ず自分に返ってくるものだと思います。
