爪はどこででもいつでも砥げます、砥ぐことに価値があるのです。
計画的偶発的理論、というのは、キャリア論に関する考え方で、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるものであって、その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方です。キャリアの話でいうとこの話は実にそのとおりと思いますし、自分自身が想像していなかったキャリアを進んでいるからです。
キャリアがわからないといっても、何もしなくていいとか全くなく、
・偶然に起こったことは、自身の努力や行動によって、新たなキャリアを見つける力に変えていくことができる
・偶然起こったことをただ待っているのではなく、意図的に起こるように自分から行動し、また周りに起こっている環境の変化に目を向けるなどすることで、自分のキャリアを作るチャンスが増加する
というものです。
偶然にも計画的偶発的理論どおりに進んできてしまった気がする立場からすれば、若い頃なんて経験広げるためにも大変なこともしんどいことも多く経験したほうがいい、と思います。
しんどい中でもどうやったらしんどさがましになるかとか、解決する方法を考え実践する訓練になりますし、最初から下駄はかせてもらって勝ち戦ばかりやってるとどこかで転ぶと思うんです、足腰鍛えられて経験値高まるほうの選択したような気がしますし、取捨選択するほどの余裕もなかったですし。
爪はどこででもいつでも砥げます、砥ぐからこそ偶発的なことが生まれる、そう思います。
ちなみに、大変な仕事を積極的にやるというもそうなのですが、意識的に普通じゃ会わない人に会ってみるのも大きい気がします、怪しいセミナーに行けでなく紹介受けたら会ってみるとか、呼ばれたのでとある会に参加してみるとか、経営者の方に食事をお願いするとか、そんなやつです。盛和塾なんかもひょんなことから盛和塾神戸さんにオブザーブさせてもらったことありますが、それもこれ。
人は人で磨かれて、人の影響で「自分まだ大したことない！やばい！」と感じたりするものです。
闘鶏神社でお正月硬筆や毛筆の書初めみたいのをやっていて、小学校の頃とかよく参加してた記憶がありますし、姓名判断の名付けなんかを闘鶏神社にやってもらったりなどの幼児期や子供の頃を過ごしてきましたが、40歳過ぎて今の今になってまさか闘鶏神社さんのお仕事することになるなどは全く期待もなければ、考えもしなかったわけですが、まさにこれなんかも計画的偶発的理論だと感じています。努力もするし頑張ることもしますがいい意味結果には固執せずに
未来は「神のまにまに」精神くらいがいいのだと思います。
試験勉強し過ぎたことと不合格の洗礼を受けすぎたことで、自分のできる範囲は努力するものの結果はコントロールできなくできるのは自分の努力だけ、悟りでないですけど一喜一憂しなくなりました。まあ人生はそんなものですし、司法試験一緒に勉強したりしてたゼミ仲間なんかは「まだＩＴやってるの？」言われて軽くけなされますが、これはこれで人生楽しかったりします。
諸事情あって田辺市で仕事してますがこれも計画的偶発的理論ですし、コロナ禍なんて計画的偶発的理論の極みなのでしょう。
コロナで言えば、取引先の極めて優秀な方で、抜群に会社も安定性があったりチャレンジしたりと、ええ人たちやなあと思ってたけど「海外ウェディング」事業メインだったので事業撤退と会社自体が売却になり退職されてしまいました。こんなものどうしようもないし、また今復活するのかどうかわからないですけど、死ぬよりマシ精神で「しぶとく生きる」「貧乏に生きる」「5年耐えて生きる」なら正解と思うので、これもこれで浮かぶ瀬がないのもまた人生ですし、こう考えると大学卒業ニート生活4年半やった経験は素晴らしい経験だったように思います。
真の実業人になるためには、長い闘病生活、長い浪人生活、長い牢獄生活の三つを経験しなければならない。
このうちの少なくとも一つを経験しなければ、実業人の端くれにもなれない。
かの電力の鬼と言われた松永安左衛門の言葉です。闘病と牢獄はありませんが浪人生活を過ごしたので実業人の端くれには入れそうで、爪を磨くけど浪人は積極的にしたいものではありません。
あとはサッカーオシムさんの言葉ではありますが、
リスクを冒さない者は勝利を手にすることはできない、それはサッカーも人生も同じだ。
リスクばっかり冒しててあほのように見られますが、人の評価はどうでもいいし、関大新卒切符を捨てた時点でアウトローなので気持ちよく日陰人生歩めるのでラッキーでした。
営業で顧客前に出るのに刺青してる社員を雇用したり、面談時言った業務全然できない無能かつ、権利ばかりの乞食みたいな社員にたかられたり、お子さん小さいからと入社早々だけど有給を前借で処理させたら有給発生する前の5か月目で「やっぱり無理です」言ってやめたり、別の女性社員は退職だからとお菓子と金一封郵送したら「お菓子は当てつけですか？」と返却されて「なんのこっちゃ？」だけど金一封は返してくれない女性社員がいたりなど、まあリスクばかりですが勝利を手にする序曲なのでこれもまたよし、です。
