ちょっと前ですが、那智勝浦の熊野那智大社さんで行われた那智の火祭りに行ってきまして、迫力ある火がついたたいまつ持った人が清めるという扇祭を見たのですが、やっぱり臨場感と迫力がありました。空気が熱くなるのと燃えているので周囲が煙の臭いで充満して服にも匂いがつくのですが、こればかりは行ってみないとわからないものでした。豪雨と土砂降りで中止にでもなるのかなと若干思ったものの全く関係なく挙行でして、雨合羽もぬれまくりの靴もしっかり雨水浸透でしたがこれもまたよし、で素晴らしい祭でした。
県外から来てる方や海外の方も多く、初めて参加の方も多かったみたいで同じようにお祭りに浮かれてまして、当たり前なのですけどお守りかったり胎内くぐりしたり御朱印書いてもらったり社務所に大勢並んでいて、まあこんなものでしょうと思いながら自分もしっかり並んで御朱印もお守りも、青岸渡寺のほうでもしっかりいただきました。今はあまりみないのですが、お土産旅先で浮かれて三角タペストリー買うのもいい意味「浮かれないと買わないんだから、旅路くらい浮かれよう」精神のほうが楽しいと思ってまして、修学旅行で京都に行けば新選組のクッション刀を買って切り付けあいごっこするくらいがいいですし、天神橋筋商店街来たら「まいどおおきに」書いたTシャツを買って来てほしいと心から思っています。まいどおおきに。
行政書士試験の合格率
急に話が飛びますが、行政書士試験の合格率の数字を最近見ました。
● 平成15年度 自分が合格した年度
・受験者数 81,242
・合格者 2,345
・合格率 2.89% というなかなか競争きつい年に合格したのですが、
● 平成17年度
・受験者数 74,762
・合格者 1,961
・合格率 2.62% という最高峰に難関時よりもましですけど、受験者数が過去最高のときに合格してるのでまあこれはこれで浮かれてよし、です。
なんか聞いたら受験者数40000人くらいで 6000人受かって合格率15%程度、のときもあったようで、受かりやすい時と受かりにくい時あるのですが、人間の自尊心なんてこんなものです。大ぴらにいうのはおこがましい感じもしますが、この自尊心を大事に次のステップに進めれば公言したらいいじゃない、と思う派なので、旅で浮かれるもよし、合格に自慢するもよし、自分とかなり遠い政治の世界の批判ばかりするよりも、ずっと健康的なのと聞く方も清々しいので聞いていて楽しかったりもしています。
ついでに言えば司法試験合格できなかったので、行政書士試験自体は気分転換になってすごく楽しかったことを覚えています。合格証書の総務大臣名は麻生太郎さん、10月くらいになって宅建と行政書士試験があったので気晴らしに宅建法とか都市開発法とか行政手続法とか勉強してて、30日期限とか60日期限ばっかだなあと気付いたりも今に活きてたりします。
結局行政書士的な活動は大きく行っていないのですけど、勉強して試験合格していいと思うのは「やればできる、必ずできる」精神が身をもって身に着くことではないかと思います。知識は資産ですし、経験は自分への投資でもあって、最初はわからないことだらけですが、調べればできる、本を読めばわかる、何度か繰り返すと記憶が定着する、実践繰り返す精神でやれば必ず身に着く、それも短期間で可能、という経験を身をもってしたことが大きな価値のような気がします。
まあ16時間勉強の中で、宅建3時間、行政書士3時間とかちょっと割り振ったので全振りしてないのですけど、本試験時の民法とか記載箇所は「背信的悪意者」なんて特段勉強しなくても書けましたし、今までの勉強累計が悲しいことに多かったので致し方ないところです。人間だれしも人生かければ真剣になりますし、逆に仕事しなくてもええでしょ?というような人も採用でお会いするとエネルギーの巡りが1000分の1くらいしかない程度に弱いので、本気で辛かったりします。採用しても結果的についていけなくなって言い訳しながら会社離れる結果になるのですが、エネルギーレベルが16時間勉強して夢追っかけて20代人生かけてやってきた人と、なんとなく学校、なんとなく進学、なんとなく仕事、なんとなく転職、なんとなく転職、繰り返してきた人とエネルギーレベルがほんとに違うので、対等な感覚で関係維持するのが非常に相当難しいのを痛感しています。
会社成長させよう、顧客とともに善のパワーで変えていこうというエネルギーで、周囲を変革していく側にいると当然影響力を多く持つわけであって、エネルギーが1000分の1くらいの人とは合わないどころかエネルギーを奪われてしまうので、時間以上の徒労感が大きいことに最近気付いてきたところです。これは本当にどうにもならないし、採用の本質を勘違いしていたとようやく気付いた今日この頃です。遅すぎますが。経営とは採用こそ本質、教育では変えれない。