実習生企画の完成度を可視化するレーダーチャートを作ってみました。
実習生企画は何を基準に、どの程度を作ればOKなのでしょうか?
どんなスキルレベルが必要なのでしょうか、それほどコーディング得意でなくても出来るでしょうか?
など聞かれるのですが、見る担当スタッフによります、としか言いにくいところがあります。
なぜかというと、そのスタッフによって見る、見たい箇所はまったく違うからです。デザイン好きならデザインの細かい箇所を、スタッフが協力してるかチームワーク見る人はコミュニケーションや担当箇所を、面白さを知りたい人はギミック何か好みます。普通はそれなりに出来れば問題ないのですが、むしろに積極的に動いていたりチームを統括してたり、自分たち自身が楽しんでいたり、などが必要だったりします。後は「予算は5000円まででうまくやってね」言ってるのに、平気で「7500円かかったので2500円清算してください」みたいな場合には 「◎◇▽△◎◇▽△!」 実話ですが、ドラえもんがネズミを発見した時みたいな声にならない声が出ます。
そんなわけで、いくつは品評してみます。
今日はハイボールにしよう!
https://clarenet.co.jp/column/kensyu/2020_highball/
【項目は8つ】
実習生がやってて楽しい
スタッフ見てて面白い
技術を活用
デザインきれい
ユーザが学びがある
実習生同士協力可能
面白味・ギミックがある
納期に間に合う
順番に説明していきます。
実習生がやってて楽しい
仕事楽しんでほしいと心から願うのですが、紹介しているお店などは「現地調査」をしっかりやってお店でハイボールを飲んだそうなので、百聞は一見に如かずなので現場に行く、現場で味わう、客層を見る、飲んでるものを見るなど、しっかり親睦を図りながらハイボールを楽しんだそうです。自由度が高い業種だからこそ、目で見て身体で感じてもらえるほうがいいと思ってます。(もちろん必要経費として精算)
スタッフ見てて面白い
これは発表したものを見る、うちのスタッフ目線です。
乾杯ボタンは何秒設定なんだ、ポチポチとしたりして遊んだり、ベタですが「あなたにぴったりのハイボール」など業種診断ぽく後付けでもユーザ目線に設定してるのは面白さに繋がります。
技術を活用
相当な技術を駆使してませんが、ボックスごとにコメントアウトで説明を入れてるのが好印象でした。
自分だけでなく別の人のために配慮ができることは素晴らしいです。
デザインきれい
色やフォント、レスポンシブに画像加工などとファビコンにバナーなど、クオリティがほんとに高いデザインです。
ハイボール手書き風も味が出ています。
ユーザが学びがある
これは一般ユーザに関しての視点です。うちの実習企画に「裁判所傍聴見学してきた」がありますが、ポータルトピックスにまとめてもらったことあってアクセスが数倍にはねましたので、世の人にも裁判所が少しでも知ってもらえたのかと思います。このサイトでは会社近くのオセロさんや生煎饅頭さんなどあるので、まあ学びになってるのかなと思います。
実習生同士協力可能
今回は3名実習生だったので、担当ページを1名ずつ1つずつ、あと全体統括を全員で行いながら担当ごとは「トンマナ」だけ抑える、でした。
それぞれの理解度が高くスムーズに進んでいて、仲良くしてて、実習生同士の学びやチームビルディングになったと思っています。
ときどきですが、極度に足を引っ張る場合も、極度にレベルの高いことに固執するケースもあるのですが、期間もあるので全体的なハッピー地点に到達させるのもビジネススキルなんだよなあ、と感じることもあります。
面白味・ギミックがある
このサイトだと、ギミックは右側の「乾杯する」ボタンを押すとシュワシュワ画面がしますが、実にうまいんです。
ハイボールもこの遊びも動きも、こういうものを入れてやろうと思うときにいたずら感は、サプライズやプレゼントが上手な人はとても得意です。
納期に間に合う
ときどき遅れる場合あるので、それはだめということで納期は必須です。動かない場合、パーツが微妙な場合、検証必須な場合、いろんなケースがあるのですが、うちの優秀なスタッフが業務時間だけで全ての業務が完了して、検証してうまくいくのかと考えてもらいたいなと思います。見た目はおかしくなくても、このページだけなんか重いよな、画像かjsかなどチェックしたり確認して、調べたりするのを業務時間で全て完了できるほど、正直ホワイトではありません。
※ バグが出ていれば業務時間外で当然即対応もありますけど、そうでない場合には会社としては即対応を強要しないものの、自分の仕事に責任を持つか持たないかはこういった姿勢に出てきますし、長い年月を経ると能力や責任感などは相当な差が出てきます。
年賀状&おみくじひいてみる?
実習生企画、3人で協力して年賀状とおみくじツール作ってみました。
https://clarenet.co.jp/column/kensyu/omikuji/
【項目は8つ】
実習生がやってて楽しい
スタッフ見てて面白い
技術を活用
デザインきれい
ユーザが学びがある
実習生同士協力可能
面白味・ギミックがある
納期に間に合う
実習生がやってて楽しい
なんか楽しそうにやっていたような、気がします。
企画を考える時が最も楽しいのですが、引き出しに何もないと非常につらいものですので、引き出しに何かを積める、今までの実習生企画を確認したうえで、誰もやってないものを探すなどは楽しいです。あと、母の日に母向けにプレゼント考える時、なんかワクワクしませんか? 花がいいかな、お菓子かな、お茶かな、お酒もあるか。サイト作るときも一緒で、母の日にプレゼント考えるくらい、ワクワクと楽しい感覚を持てること、特に顧客ありきでない場合には自由度が高いので自分の中の素直なワクワク感に従う必要があります。
スタッフ見てて面白い
スタッフ見るととりあえずおみくじ引くはずなので面白いかと。サイト見て行動に誘導できます、何回か引くこともさせれます。
ちょうど12月実習だったので季節柄的に翌月からは1月で初詣、おみくじという季節性も秀逸でした。
技術を活用
ランダムに出して大吉、中吉、小吉、吉、凶を表示させるのは技術です。それほど難しくなくても効果が大きいものは多々あります。
デザインきれい
デザインこそセンスですが、センスは数を重ねるたびに上がります。英語ならヘルベチカかフーツラ、これだけで並程度おしゃれになるのでと覚える等の、セオリーを100近く覚えれば70点程度になります。
なお元々センスが高い人は高いです。残念ですが元々センスが高い人です、色のセンスは男性基本的に低いですが、これは運動神経男性の方が高いのが当たり前という先天性のもので理解すればいいと思います。日々ファッションと化粧とカラーと数十年以上戦っている女性と、私のような男性は勝てません。運動は勝てますが、カラーは無理です。設計や導線など数字は勝てますが。
ユーザが学びがある
「凶」これ以上悪い事はない、今は耐えるとき コメント出たあと笑いました。何事もポジティブにいくべしで「やればできる、必ずできる」自分を信じないで誰が自分の人生を信じれるのだ、ですから。
力強いポジティブさは大好きです。
実習生同士協力可能
3名でしたが、たぶん協力し合ってたはず。和をもって貴しとなす、スタッフが1名でもいれば3名だと潤滑油となりうまく回ります。立ち位置を考えて上手な振る舞いと全体をまとめ引き上げる力、先天的でもありますが、仕事なので辛酸の数で後天的に身につくものです。元店長とかで数字責任負ってました、と何気なく聞いた瞬間に「絶対にできる人だ」確信持てたので、案の定でした。
面白味・ギミックがある
このサイトだと、おみくじひいてみるの文字の出し方、プルプル動くおみくじ、初詣での門松やお祝いの紙吹雪が黄金なんかも細かいですが、好印象です。
納期に間に合う
納期は早かったような記憶あります。企画立ててから1週間かかってなかったような、業務と実習の大きな違いがスピード感ですが、「もうできたのですか、いいですね」感だった記憶があります。
初見でさわって「いいものつくるなあ」感動を覚えてます、手書きでさくさくとラフ書いてたのだけは見ていて「いいですね、形にしてOKですよ」くらいしか説明してないように思います、他の企画などの完成物から抽出力が高いというのかゴール地点の見極めが最適というのか、これも能力の1つに思います。
まとめ
こういったチャートを見れば、何を基準に何をもって品評しているのかがわかるかと思います。
またせっかく作ったサイトは実績にもなるので「ポートフォリオ」として、今後の就職活動用に利用して明日に繋げてほしいと心から願っているので、協力的に一緒にいろんなことを作業しながら作り上げたりしているわけです。「楽しいことを仕事にする」とよく言いますがそれよりも「今の仕事を楽しむ」ことが出来れば最も強いと思います。
自分経験なるのですが、デザインも企画もプログラムも営業も、もっといえば学生時のバイトのお好み焼き配達も、イベントスタッフも、小学校の警備の仕事も、居酒屋も、セブンイレブンも、リサイクル工場も、中華料理の厨房も、全部楽しかった思い出が残ってます。「コーテルリャンガー」(餃子2人前)と言う響くママさんの声を聞くと瞬時に、餃子に油しいて冷凍庫から餃子出して焼く動き始める、始めないとマスターに怒られる、など本当に学びになりました。
みんなのハッピーを目指すには、1つがよいでなく全体見て最大公約数的な満足をどこに設定するかと、どう実行できるかなど逆算思考が必要だったりします。だからこそこの最大公約数的な満足を追求できるディレクター業務の価値を、もっと言語化しないといけないと感じています。きれいなプログラムソースかけるより、ビジネスでは大事なことは多々あります。
こんな仕事感を、実習生では一緒の空間で学んでいただいています。