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非武装地帯の第3トンネル(DMZ) 国境沿いの38度線へ

※ クレアネットでは毎年海外で研修旅行を行っておりまして、今回は38度線でした。
歴史を知りそして新しい未来を創る、異文化を知ることは現在の立ち居地が見えます。

非武装地帯の第3トンネル。DMZ=非武装地帯、の意味です。
韓国と北朝鮮の国境沿いで、北朝鮮からこっそりと掘られていたトンネルで現在4つ見つかっているうちの1つです。このトンネルを使えばソウルへ数万人が一気に侵略することができる想定だそうで、今の金正恩政権の前、金日成、金日成政権で掘ったみたい。「みたい」というのは、決して北朝鮮側は自分たちでやったとは言ってないからでして、石炭掘るために使ったとかのらりくらりしているそう。なかなかすごいです。

場所はここです。都羅山駅の近くで、都羅山展望台からも近くです。都羅山展望台の丘は見晴らしいいのでここを占拠するために1年以上の激しい戦いがあったそう。

移動はバスでしか行けません。

国境沿いの川では鉄条網。のんきにBBQやる余裕など皆無です。

これがトンネルを走る乗り物ですが、訪問時は故障中。徒歩でした。

この第三トンネルのすぐ近くに三角の「危険マーク」があって、地雷存在地域だそう。怖すぎます。

トンネル自体は結構深くてヘルメットかぶって奥まで行くのですが、それほど高くないトンネルなのでヘルメットかぶって頭にあたっても大丈夫なように行きました。
スマホやカメラなど持ち物は入り口に全部置いていきます。ダイナマイトで掘った証に爆発で岩についた黄色い線の爆風から考えて北朝鮮側から掘ったものだそう、洞窟だと水がたまるので入り口付近のほうが坂になっているのですが、これも北朝鮮側に水が流れていくようになっていることから北朝鮮側から掘った推測を重ねるそうです。

地雷あるんですが農園などもあって、限られた方が朝鮮人参を作っているそう。

軍の兵隊さんもいました、休暇中なのか家族らしい人と談笑してました。

高校終わると2年間この兵役を行うそうですが、サッカー選手や進学など諸事情あればその期間が延びますけど30歳までには兵役に入ります。サッカーだとオリンピックで3位までに入りメダル取れば免除だったような、だからトットナムのソンフンミンなんかは兵役免除で今も活躍している、そうですが、これは自分のキャリアや人生での大きな岐路です。

今回ガイドさんがすごく日本語も韓国語もお上手で、緊張しているところを軽く冗談を言ったりしてくれてこの韓国と北朝鮮の歴史や今の時代のことを楽しく聞けてすごく勉強になりました。
こういった歴史背景や今の現状を詳細は知らなかったので、今後国交が回復すればいいのにとは思いますがまだ先のような気もします。そして、日本人や中国人だけでなく欧米の観光客が多いことにもびっくりでした、こういった冷戦が長期間続いている場所もあまりないそうで。

観光とは光を観る、と書きますが、その場所だけでなくその場所の理解を促すガイドがいるとまた理解が進み、光を明確にみることができます。
平和な和歌山県、平和な大阪府にいますが、生まれる場所が韓国ならこの38度線に配置されるかもしれないですし、戦争など起これば真っ先にこの最前線が攻撃を受けるはず。生き別れて60年、70年経ってしまった友人や親族なんかも今はもう亡くなっている方も多いと思います。そうなると、故郷を離れても今の場所が故郷で戻る理由がないんです。

板門店はいけなかったのですが、望郷の想いなども踏まえつつ、大きな学びになった研修旅行でした。

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自己紹介

好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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