那智の火祭りといえば、重さ約50kgもの大松明が12本、豪快に燃え上がる迫力満点の神事。その炎ばかりに目が行きがちですが、今年訪れて改めて気づいたのが、消防隊員の皆さんの存在でした。
滝の上ではしっかりと車両準備して、まさかの事態に備えられていましたし、境内では、消防の方々が祭りの始まる前から配置につき、滝や周囲の山林、本殿の状況まで常に確認。時折見上げながら、安全確認を繰り返している姿がとても印象的でした。


(隠し撮りしたのではありません!)
実際、あれだけ大きな炎を扱う神事です。少し風向きが変われば火の粉が飛び、周囲は世界遺産の豊かな森林。
万が一にも火災を起こさないよう、消防の皆さんが緊張感を持って見守ってくださっているからこそ安心して祭りを楽しめるのだと感じました。
祭りの主役は御神火や扇神輿ですが、その舞台裏では、消防隊員の皆さんが「何も起きないこと」を目標に、静かに役割を果たされています。普段は目立たない存在ですが、こうした裏方の努力があるからこそ、約1400年もの歴史を持つ那智の火祭りは、今も安全に受け継がれているのでしょう。炎が舞い上がる迫力に感動しながら、その一方で「もしもの時」に備え続ける消防の皆さんにも自然と目が向きました。祭りを支えてくださった関係者の皆さん、そして消防の皆さん本当にお疲れさまでした。そして、安全な運営をありがとうございました。来年もまた、安心してこの壮大な火祭りを見られることを楽しみにしています。
