花の窟神社ですが、ご祭神は伊弉冊尊と軻遇突智尊です。イザナミとカグツチノミコト。
天地開闢において神世七代の最後に伊弉諾尊・伊弉冊尊ともに生まれた。
国産み・神産みにおいて伊弉諾尊との間に日本国土を形づくる多数の子を設ける。
その中には淡路島隠岐島からはじめやがて日本列島を生み、更に山・海など森羅万象の神々を生んだ。
伊弉冊尊の神逝り後、妻に逢いたくて黄泉国まで行った伊弉諾尊に死後の姿を見られたことを恥じて、逃げる伊弉冊尊を追いかけるが、黄泉比良坂(現:島根県東出雲町)で伊弉冊尊が道を塞ぎ、伊弉諾尊と離縁する。
その後、伊弉冊尊は黄泉国の主宰神となった。日本書紀の一書では三重県熊野市有馬の花窟神社に葬られたと記されている
いざなみがひのかぐつちを産んだ後に、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵がこの花の窟と言われています。
なんとなく熊野に来て、道の駅もあったのでなんとなく立ち寄り、なんとなく神社の中の方に入れるし光もついているのでと中に入っていったのですが、境内に入り花の窟の大きさと独特の雰囲気に辺りの暗さに、さすがにびっくりしました。ご神体の45mの岩を真っ暗闇で急に見たわけですので、おったまげーです、おったまげー。
神々が眠る日本最古の地・花の窟と言われます。
まさか何も知らない状態で、夜にいきなりここ花の窟神社に参拝来る馬鹿野郎はいないのでしょうけど、実はここにいてしまいました。
このような経験を重ねることで、ほんとに自分は無知すぎる、お坊ちゃんだし田舎の阿保ボンだと痛感しているので、ちょうど1回りとか2回りくらいの方の話を聞くのが本当に面白いものですし、含蓄あることばかりというのを日々痛感しています。先達は本当に本当にあらまほしきことなり、と思います。最近聞いた熊野話だと、九鬼さん率いる熊野水軍強かったけど、あれ、クジラ取るときに集団でモリ刺したり追い回したりするから、太地のくじらとかああいうのが戦ったら熊野水軍なるねん、クジラのほうが人間より強いやろ、だから水軍勝てるねんという、ほんとか嘘かわからないけどだいたいあってそうな話を聞きクジラで稽古してたのか、と先達に聞きました。さすがです。
社殿にはツキヨミ、天照大神、スサノオの掛け軸がかけられていました。
で、本当に失礼極まりないのですが、きちんと後日お昼に参拝させていただいたのと、御朱印ももらいました。たぶん神さんも露骨に態度変えずに変な田舎もんがやってきたくらいに思っておるでしょう、また神事のときに来たいなと思います。311号線を上富田からひたすら走るとなんとここまで来ますので。