組織運営において「なぜか会話がかみ合わない」「話し合っても問題が解決しない」と感じる場面がでるときがあります。
その背景には、個人の感情コントロールの問題や、心理的防衛メカニズムが潜んでいることがあります。人は誰しも「認められたい」「受け入れてほしい」という承認欲求を持っています。しかし、自分の感情をコントロールできず、素直になれないと、それが「不機嫌」や「責任転嫁」「他人への攻撃」という形で表出します。年齢に関係なく、感情とどう付き合えるかが「精神的な大人かどうか」を分かつポイントです。
特に注意したいのが、問題が発生した際の心理的行動パターン「DARVO(ダーボ)」です。
Deny(否認): 「そんなことしていない」と拒否する
Attack(攻撃): 「そっちこそおかしい」と相手を責める
Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転): 「傷ついたのは自分だ」と立場をひっくり返す
問題そのものを議論していたはずが、気づけば「指摘した側の姿勢や対応」に論点がすり替えられ加害者と被害者が逆転してしまう現象です。こうした対応に対し、力でねじ伏せたり同じように攻撃し返したりすることは本質的な解決になりません。一時的に大人しくなったとしても不満は別の場所で破綻を招きます。経営者やリーダーに求められるのは、この構造を正しく理解したうえで論点のすり替えに惑わされず冷静に事実ベースで議論を進める姿勢です。そして何より、感情論ではなく対話で解決を目指せる「成熟した組織文化」を構築していくことが重要です。
使うのはテクニックもあるのですが、何かあった際の行動様式の帰結のように感じます。
つまりDARVOでいけば事なき得たとか「不満を相手に蓄積させるけど自分へのダメージを回避できた」の悪しき経験則の蓄積結果です、もっときつく言えば甘ったれて逃げながらえた人間の末路でもあります。ビジネスは中長期的に見れば必ず収束すべき箇所に戻るので、長くしていれば長くするほど「やっぱりね」という場所に戻るのを見てきているので、地道にコツコツ積み重ねるのが吉です。
