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読書感想文

大阪の政治と経済と発展とかとか

開高健さんの日本三文オペラ。
これは大阪知るには本当に参考になりましたし、ここから今30年、40年、50年経てるんですが、会社の近くのとある場所を指差して「あそこな、豊田商事さんのあの場所やで」言うてもわかってもらえない世代が多くなりました。
事あるごとに話したりするととある学生さんだけ「テレビで見たことあります!怖いやつです!」言ってて嬉しくなったんですが、歴史などそんなものです。

いろんな大阪があって、戦時中の混乱もあって、そして発展もあって。
なんかいろんなことを思います。

経済の回復ともに政治もいろんな法律や政令でバックアップして今の繁栄がもたらされてきたわけで、その視点の中心は官も民も成長するベクトルというのがあったはずです。
正に三方よし的なものかと思います。

ちなみに、三方よし、とは方向が3つになってたらその3つがよいということです。日本の商社で有名な三菱商事ん(18兆)、三井物産ん(14兆)、伊藤忠商事さん(10兆)、がありますが、その伊藤忠商事の初代伊藤忠兵衛は三方よしを実践し行い、商いをすすめてきたそうです。近江商人がその出先で地域の経済に貢献したことで世間よし、と言われたのです。初代忠兵衛の座右の銘「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」、商売の尊さを座右の銘として残しました。伊藤忠兵衛は近江出身です。

ご商売は尊い仕事です。
誰かに喜んでもらう尊い仕事で、こっちもお金をもらうことができる、そしてその喜びが増えればそのうちに仲間も増える、もっと多くの人に喜んでもらえるようになる、という商売自体が崇高な理念の元に成り立っている行動です。
買い手も喜び、世間も喜び、こっちも喜ぶ。

日本三文オペラでは盗人としていろんなことをするんですが、盗人にも三分の理、仕方ない状況も納得感は多々あります。といっても、自分がよければそれでいい、という発想はではやはりよくなくて、自分が商売を頑張ることで、お客さんが喜び、その先の仕入先も喜び、仕入先の従業員の家族も喜び、家族がモノを買うので景気もよくなり、と商売は全て連鎖しています。繋がってます。

きれいごとばかり並べるのもいやですが、大阪の昔思うとそうはいっても仕方ないケースもいろいろあったんだろうなと、大川沿いにバラック立ち並んでいた時代なんかも知ってるだけにいろいろ、感じます。

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株式会社クレアネット代表、好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。最近はよく打つ、バンカー苦手。文藝春秋の『Sports Graphic Number』大好き。

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