不幸せの由来の府市合わせはそんな深くない話

天満橋をくぐって中之島に入ると30分ごとに噴水が出ます、1時、1時30分、というようにわかりやすいので浄化された水が出てよく虹も出ています。
堂島、中之島というと堂島川と土佐堀川の間にある中州、というイメージなんですが中央公会堂とか市役所とか国立美術博物館とかリーガロイヤルホテルなどブランドイメージがいつの間にか出来てます、中之島公園には日焼けで寝転んでいる人もたくさんいますし。

大阪の北区と中央区はこの中之島を基準に川があって分かれているので行政区域ではわかりやすくなっていますが、最近聞いた「不幸せ」の話です。
よく吉村市長なんかが不幸せ＝府市合わせ状態があるから大阪は1つにならず市民が結果的に恩恵を受けていない、という話ですけど、これはお互いが嫌いというよりも権限がないから話が要するにできないだけのごくごく当たり前の話というやつなんだそうです。大阪メトロの今里筋線では井高野まで地下鉄伸ばすのに阪急やJRの岸辺や正雀につなげないのは明らかにおかしな話なんですが、大阪市地下鉄とするとこれ以上は頑張れないんですというのも痛いほどわかる理屈です。

吹田市に伸ばしたくてもそんな権限は持ってない、じゃ知らない、と普通人間は必ずなります。まがりなりにも会社組織や取引先組織見ていても人間なので当たり前のこれが正しい姿なんですが、これはお互いが嫌いというよりも権限がないので「私には分からない話」と耳を塞いでしまうだけ、よくあります。
そういうときにこそ「本当に市民の立場からすればどうなんだろう」と考えることができる政治、井高野から岸辺と正雀に明らか伸ばすべきなのに、と言えるのも正しいことであって、こういうときこそ現場でなく上から問答無用で実行、がいいケースだと思います。