経世済民思想と若い社員のレイオフ

経世済民思想というのは、かの渋沢栄一も言っていた思想で、
世の中をしっかり納めて経済をもって人々を食わして生活させる、という思想のことです。政治的な思想というか経済的な思想というか、経済というものは日本全国１億人いれば１億人をしっかり食べさせる、これが大事という発想です。その結果として今飢え死にする人はいませんし、贅沢はできなく仕事も理想の仕事ではないとはいえ、肉体労働でハードとはいえ仕事にあぶえることもないですし、しっかり食べていけるように日本全国総中流で過ごせるようになりました。
様々な意見はありますが、世界の核国を見ても日本の環境は素晴らしいもの、と思います。

とはいえコロナ禍では空港関係や飛行機関係に旅行関係は大打撃を受け、社員も大変な状況になりまして、出向派遣で役所の仕事に就いているとかGOTOトラベルの事務局担当したとか、いろんな話を聞くもののしっかり雇用も守って本当にすごいと思います。未曽有の危機ではレイオフは仕方ないと思いますし、出向でも仕事にたどり着くのは嬉しいものです。未曽有のコロナ禍ではうちのような小規模零細企業でも、危機感があったので入りたての新人パートさんで「今からしっかり仕事覚えます」といって入社してもらった2020年2月から2カ月程度でお暇いただいたりもしました。

「今から未経験の初めて仕事なんでワクワクですけどしっかり頑張ります」
「慣れない業務ですが、楽しみながら覚えていきます」
「在宅で育児しながら頑張ります」

みんなコロナ禍でお暇いただいたのですが、売上半減で未曽有の危機かつ融資も受け最悪の事態を回避、と考えた際に真っ先に手を付けるのは非正規雇用社員ですし、この判断は決して間違ってはいけません。また、年配の家庭持ちではなく、若い独身社員にターゲットが絞られるのも間違ってはいけないと思ってます。経世済民思想そのものです。こう書くと旧態依然の保守的で嫌なジジイですけど、自分も年行ったときに守られる感がないと若い人のようにスキルアップで会社退職する社員を優遇することは組織がおかしくなるのです。

写真の飛行機、ANAさんも鬼滅とコラボして頑張っておられますが、早く回復に向かってほしいものです。