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行動力を高めるためには、まずビジネスが複雑系であることを認める

場数と初めての自転車理論

そういえばなのですが、サッカー日本代表の調子よさに改めてびっくりと嬉しく思ってるのですが、普通に
「何でサッカー強いん?」と聞かれると本当にいろいろ回答に困ります。そもそもサッカーは偶然性の要素が強いものでもあるんですが、必然性のある部分もあって、どっちともいいにくいのがあるんです。
ゴールをたくさん入れたほうが勝ち、というシンプルなものですが、不特定なものが本当に多いので何ともいいずらいのはあります。

「フィジカル大事よね!」言われるとそうなんですが、90分を6つに分けて15分ずつくらいで分類すると、終了間際と最初に点が入りやすいスポーツなのですが、これは最初どんなチームでフォーメーションなのかわからないので混乱しやすいというのと、後半は足が止まってくるので防御なしのポコポコ叩きあうようなものにもなるからです。ちなみに選手の関係性もあるので、大迫、柴崎、昌子のように鹿島で同じプレーしてた同士は結構感覚合います、これは間違いないです。なのでメンバー全部違うチームだと結構難しい、せめて、数人は同じ感覚でプレーできないと究極のときに理解できなくなるんです。

こんなやつ、昌子がプレスかけてミスするだろうと読みきっての柴崎フォローからの奪取で立てパス一本。これ同じチームだからわかる感覚。

先日の試合なんかも素人目線で見て前半の失点時に
「何でヘディングを後ろにそらすねん、CKでもいいんじゃないのか」
「何でパンチングやねん、判断おかしいやん」
などなどです。たられば、の結果論ですが、あの状況で原口に「クリア」はいいずらいし、CKに逃げろ、もいいずらい。なのでもう感覚の世界になるんですが結果としてあのような感じになったわけです。

もちろん練習はたくさんしますし、セネガル戦の見事なFKからのオフサイドのような練習はきっとずっとやったんだと思うんですが、原口のヘディングクリアあたりのトレーニングはあまりない気がします。曲がりなりにもサッカー小僧だったときからあの辺の練習などした記憶がないのと、クリアしとけよ!とはMFの選手には結構いいずらいんです、マイボールにして攻めたい感情があるので。ついでに、柴崎選手が相手のFKのトリックプレーを見抜いていたシーンなどは結構感ずいたりします、わざわざ話を何度もするとか明らかシュートを狙う気配がないとか、そんな感じで「何か悪巧みしよるんちゃうんか」感が出ますので。ましてや代表戦のように短い期間のトレーニングでトリックプレーは結構難しい。

そんなことをいろいろ感じていた試合だったのですが。

場数と初めての自転車理論

「報告が遅い」「報告期日を守らない」「報告が少ない」「報告がない」「報告内容が不十分だ」、などの報告パターンはあかん話書いてますが、毎回同じ報告ばかりだと次第に報告が流れ作業になります。
となると報告を確認する側が読まない傾向になっていくんです。さらに報告をメールフォーマットで設定しても記載する事項が少なかったり、言葉足らずだと「読み解く」→ 「推察する」 → 「最適行動を考慮」→「伝わるように指示」までが一連の上司マネジメントになるので、なかなかできない。メール指示だとポイント絞らないと伝わらない。

というわけで、サッカーと仕事も一緒です。「これをやればOK」なんてものはあまりなくて、お互いが因果関係でしっかり結ばれているわけでもないけど離れているわけでもない、ので成果に結びつく要因が複数なんです。
そうなると、その複数から最も大事な成果に結びつくものをチョイスして実行をひたすら繰り返す、のが正しい選択です。

「報告をちゃんとする」はしなくても全面信頼されてたら何も問題ないケースも多々あります。
みんながみんな報告を求めてるわけでも何でもないのです。なのでケースバイケース、けど「相談してもらった人の顔をつぶさない様に報告」などは大事です、やっぱり。して損にならないならしたほうがいい、くらいの柔軟性は大事。
行動力を高めるためには、まずビジネスが複雑系であることを認めること。よくあるのが「これが正しいからこっち」というやつで、正論が全部まかり通るなら賢さだけで結果でます、お金と感情と勘定と時間と顧客満足などの間で揉まれるからこそ全員の利益になるような行動が進化する、と確信しています。

正しいこと、だけをもって正義とすると、ビジネスではありません。ぜんぜん。

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株式会社クレアネット代表、好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。最近はよく打つ、バンカー苦手。文藝春秋の『Sports Graphic Number』大好き。

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自己紹介

好きなことはマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく経営する。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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