田辺祭の笠鉾たち。笠鉾には神聖な力が宿り、神様の乗ったお神輿が神幸する際、その行く手を清めたり、お神輿にお供して神様をお守りすることができる、と考えられてきました。
そんなわけでそれぞれの笠鉾が江川、会津橋でのウィリー走行。
稚児たちは笠鉾乗ってコーライコーライ言うのが引きぞろえなのですが、子供乗ってるときはウィリーは危険なのでということだそうです。
コーライは「幸来」という意味だそうですけど、子供がかわいらしく大きな声で「こーらいこーらい!」言ってるのはいいですね、近くの2歳か3歳くらいの見物子供も抱っこされながら「こーらいこーらい」言ってて、いとかわいけり。
写真は釣りを持ってるので江川のえべっさん、もう1つは本町の「尉と姥」=能の衣装をつけた老夫婦が、熊手とほうきで松の落ち葉をかき寄せる姿です。尉と姥は、阿蘇の神主友成が上京の途中、高砂の浦で出会った高砂の松と住吉の松とう相生の松の精である老夫婦です。所を隔てていても心は通じるという長寿と夫婦の愛情の故事をひいた大変めでたいものです。