田辺市で脇村さんといえば有名というか、篤志家というか、美術館の運営してるとか、奨学金あるとか、とにかく頌徳碑が建立されるような方です。任天堂の前社長山内さんの京都大学医学部に70億円寄付、という話が前にありましたけど立派な事業を作ることは事業家としても経営者としても本当に大事なことです。そしてその集まったお金を世のため人のために使うこともまたすばらしい事であって、任天堂の山内さんも当然そうですし、大谷翔平選手が小学校にグローブ送った話もそうですし、脇村奨学会という学生に向けて支援をすることもまた脇村さんのすばらしさと思います。
ココイチ創業者の徳次さんが、趣味は寄付と言っているのですが、借り入れ借金を寄付した話があります。
『お客様第一主義で、日々心を込めて一生懸命働いていた宗次さんですが、1979年12月4号店を開店したときは自転車操業が続き、従業員の給料が70万円ほど不足しました。そこで地元の信用金庫に出向き、100万円を借りることにしたのです。この時の宗次さんの行動は実に個性的です。100万円のうち70万円は給料に10万円は宗次夫婦が正月を迎えるために取っておきました。残りは1号店と4号店がある地域の社会福祉協議会に10万円ずつ、匿名で寄付をしたのです。「多めにお借りしたので、余分はいらないんですね。経営は自転車操業ですが、日銭商売ですから、なんとかなるし、夫婦で元気に働けることへの感謝の気持ちです。本当はこうした寄付は望ましくないのかもしれませんが、しないではいられなかった。世の中、生活が大変な人がいっぱいいるので、金額の問題ではなく今必要なのは助け合いなんですね」』
https://www.birthday-donation.jp/column/c0006/
世の中には本当に素晴らしい方が多くおられます、ココイチは美味しいですし流行ってますし業界1位ですし、飲食店業界の経営者さんが「カレー業界参入でココイチに勝つのはちょっと難しい」と話してて、業界内でも理念や商品にオペレーションまで素晴らしいのでしょうと思います。借り入れ借金したものを寄付まではさすがにできませんが、そういった心持ちを少しでも真似ようと思うことは凡人にとって大事なこと。
脇村友三さんの頌徳碑、友三さん何をされたのかはっきりわからないのですけど、ことあるごとに同じようなことを説いていきたいと思います。