
コロナ前になりますが芸大のインターン学生さんが夏休みとか冬休み期間を利用して、実際に現場で学びに来てくれていました。
いわゆるインターン活動ですけどまあ優秀な生徒さんも多くいまして、才能あふれる方もいましたしまあそうでない方もおって楽しいものでした。若い方や年が下の方との会話で面白いのは、未来志向で夢があってパワフルで馬力あってというので昔の自分とほとんど一緒だったところで、おじさんやおばさんからすれば知ってる話もインターン生からすれば「もっと知りたいです」言われて教えたりするのだけど、なんでサッカー代表でキリンカップずっとやってるのかというのと、岡ちゃんはじめ早稲田枠が多いのかとア式蹴球部と中村覚之助さん話などすると、自分キリン好きなんでレッズも応援します、とかわけわからない着地にまとまったりも楽しいものです。
自分も営業先など取引先だったりいろんなおじさんや社長さんなどから、たくさんのことを学んだのでそういうのは還元していきたいと思ったりしますし、純粋に夢持って明るく頑張る若者は美しいと思います。
芸大なんかは己の才能1つでのし上がってきた者たちだから、まずもって将来への意識が高めなので心地よいのですが「実際にフリーで生きていける力を常に意識したほうがいいよ」など言ったこともありますが、自分なんかも司法試験で弁護士なろうと思ったのは手に職だからで、富も財産も家柄も何もないものが上がるには学歴や資格が明確だし、お医者さんは大学費用高いので無理だというところもありました。
フリーで生きていく視点、というのは本当に大事と思っていて、常にこの視点があれば経営や会社なども俯瞰的に物事を見えるようになるので納品と営業、社会構造の中での付加価値なども見えてくるし目線変われば意識も変わるので、やはり奥深くまで考慮することもできるようになったりします。そしてこの視点がなく技術あればそれでええとか、会社におんぶに抱っこされればええ発想だと、永遠に仕事の質も上がらないし上がるはずないのでは、こんな風に感じます。
自分の場合なんか営業職だと正直レベルが高すぎる環境で、必死にくらいついて努力してましたが気付いてみれば適応できるようになって、結果も出るようになってあんなに凄そうな先輩がさぼってばかりで偉そうなことしか言わない無能先輩に感じたりなどして、これも意識の差なんだろうなと強く感じます。楽な環境は成長しないしハードだと辞めたくなることもあるけど、身内や本当の友人ならハードな環境行く方がいいってまっとうな大人はわかってるので難しいところです。
そんな感じで、いろんなことを話聞いて伝えたりしてたらそのインターン生から絵をもらったのがこれです。
絵が描ける人は才能あるから絵画で感謝をプレゼント、もう社会人になって数年経つけどしっかりやってるのか、どこかで仕事してるのか、フリーになって自分でやってるのか、わからないですけど短い期間でも糧になっていればと思いますし、できる子や思慮深い子は短い期間でもスポンジが水を吸い込むように物事を理解しますので、短い期間でもぎゅっと物事吸収してくれたはず。
