WEB制作会社 株式会社クレアネットの代表ブログ

[盛和塾] 機関紙マラソン 49号

越智通勝様 日本ブレーンセンター 引用

上司は翌日はたいてい遅刻するのに、部長は叱らないのです。私はこんな社会に居続けていたらおかしくなってしまうと思い、二年後に退社しました。

実家に戻った私は、父や兄弟がそれぞれ会社を経営していたせいもあって独立を決意しました。

私どもは最高の品質を適正価格で販売しています。だから一切値引きなしです。

同業他社にはテレビCMにタレントを使い、「次、行ってみようか」といったり、有名人をサーフボードに乗せて「ビルの谷間をスイスイと渡り歩くキャリアサーファー」といって転職を煽り立てるところもあります。しかし当社は、人と企業を結び付ける不思議なめぐりあわせを〝職縁〟として捉え、転職希望者には「仕事を大切に、転職は慎重に」と言い、企業には「人材を大切に、採用は慎重に」と言い続けています。

今の若者は「受けた恩は返す」ということを学校でも家庭でも教育されていません。そこで私は、縁あって入社した会社でまず恩を返すために、どのように働いていくか、その会社でどうやって活躍するのか、ということを教えたり、話し合ったりする「気づきの場」をつくろうと考えています。それが、私が実現しようとしている新たなる使命です。

【気付き】

エンジャパンの越智さんです。
転職は慎重に、のエンジャパンですが、なるほどの話が満載です。

昔勤め人のときに、とある経営者さんにwebのミスを叱られたのですが
「ごみを落ちてるのに拾わない人は2通りあって、1つは気付いてるけど拾わない人ともう1つは気付きもしない人。
前者は怒れば済むけど、後者は理由から説明しないと気付きもせん、前者のほうがまし」
という言葉をしみじみ思います。

まったり楽な環境だからこそ「ここにおったらあかん」という気付きは普通あまりないんです、湯上がったかえるのように気付かない。
転職経験は数多くなればなるほど市場価値が低くなるなど教えないと気付けない、後は転職させればさせるほど利益が上がるというのも利益源泉のビジネスモデルからすれば煽って転職させることが必要になる、という矛盾を見事に感じておられてすごく納得できます。

兼子恒彦様 住江工業 引用

マイナス七一%になったわけです。ピーク時の一九九一年には八十一億円あった売上は、二〇〇〇年には五十一億一千万円に、二〇〇一年三月の決算では二十七億円にまで減りました。

従業員の皆さんを集めて、「あなた方の雇用は守る」という勇気のある宣言をされています。本当に素晴らしいことを決断され、もっとも難しい再建の道を歩んでおられるということを感じて、なんと偉い人だと思いました。

「潜在意識に透徹するほどの強い願望を持つ」という教えがありますが、赤字に悩んでいるとき、決算賞与を百万円も支払っている会社があると聞いて羨ましくて仕方がありませんでした。

下請けの加工賃仕事ではなくて、自分たちで開発した商品、自社の技術で経営する企業になりたいと考えています。

【気付き】

最近気付くのですが、自分で納得して盛和塾での学びが腹落ちしてきてるのはあります。事業家として経営者として、そして哲学者として教育者として。

しかし、同様の価値基準をもてるようにスタッフにも伝えていかないといけないと強く感じるようになってきました。伝わって、腹落ちして、我がことのように動かないと結局意味がない。

伝える、伝わることが最も大事だ、と感じるのです。計画で言えば、自分で納得・確信した後は必死に伝える、この伝達力がすごく大事。
塾長が給料8000円のときに2000円分を部下の飲み代に使って語ってた話、最初のほうにありましたがそのくらいの時間、コスト感覚を。

阪 和彦様 アスカコーポレーション様 引用

何度も停学処分になり、傷害罪で前科もつき、「もう、学校なんかどうでもいい」と退学を考えるようになりました。そのとき母は、何を思ったのかヤクザの親分の所に行き「何でもするから息子を返してほしい。自分の命を渡してもいいから息子を返してくれ」とタンカを切りました。その真剣さに心を打たれたのか親分は、三十万円と百叩きの刑と引き換えに放免してくれました。

塾長はいつも、「人の行いの中で最も美しく尊いものは、人のために何かをしてあげる行為です」とおっしゃいます。

盛和塾で私の話を聞いて、「塾長の話はいつも似ている。この話はもう何回も聞いた」としてしまう人と、何度も聞いたような話であっても、初めて聞くかのような感激をもって耳を傾け、いつも真剣にメモをとっておられる人、おそらく、そのメモには同じ言葉が何回も出てくるだろうと思うのです。そんな同じような話でも、繰り返し繰り返し聞き、メモを丹念にとり、後で読み返す。実は、そのことが人格を高めることになるのです。

【気付き】

いわゆる「ワル」だった社長の人間力は凄まじいものがあるように思います。
周りを巻き込む熱量やチームを作るうえで必要なことを作り完遂していくパワー、そしてチーム意識を伝える地道な啓蒙活動などなど、
社長のお母さんも立派ですが、大事なのはこの腹のくくり方のような気がします。組織力もあって強い、こんな波乱万丈までいかなくても
強い社長、理想像です。

知野興周様 タゴトテキスタイル様 引用

「社員こそ会社の主役である。会社は、社員の幸せを追求する場である」と。

このまま時間が経過すると全員が不幸になる。覚悟を決め、全員に集まってもらい事情と方針を説明しました。それから、一週間で全員の個別面接をしました。それは希望退職を募るではなく、指名解雇でした。私は去ることになった社員の一軒一軒にお詫びをして廻りました。

幹部会議で「ここに稲盛塾長がおられたらどう言われるだろう」という発言がありましたが、私はこの話を聞いてぞっとしました。実は、私は若い頃に京セラで「自分がいなくなったとしたら、誰か一人でもいいから『ここに稲盛会長がおられたらどう言われるだろう』と思ってほしい。それによって考え直してほしい」と言った経験があるのです。

【気付き】

人に解雇を伝えるのは難しいですし厳しいです、私も解雇は会社崩壊したスタッフの行動がわかり、弁護士と相談した際にやむなく解雇、という一度しかしたことありません。

解雇になれば、とにかく抵抗であったり必死になってくる相手と戦うには燃える闘魂が大事です。ただその場合にも、自分としてできる最善は尽くした納得と理解であったり、自分の思いやビジョン、本当の幸せを考えた場合にはどうしないといけないのか、などをしっかり伝えないといけない。
これこそ本当の大事な社長業の経験価値だと思いました。

水谷 稔様 マルト水谷様 引用

水谷さんは「儲かるようにすればいいんだ」といい方に勝手に解釈して、「企業元年」というスローガンを打ち立て、京セラフィロソフィをベースにした経営理念などを定め、売上百億円、経常利益五億円という目標を決めて努力を始められました。

【気付き】

勝手に解釈、大事です。いい風に楽観的に考えたほうがトップはいいです。
結局、突き詰めて考えるとスタッフは無限の時間もなければ、資金も無限にない。限られた制限された中でいかに工夫してアウトプットして
意識を成果に持っていくかと考えて教える体制が必要ではないかと。
企業元年だろうが、フィロソフィだろうが、「やってやる」意識とその意識の継続が常に必要。と、スタッフ全員に共有できたらきっと
スタッフ自体も幸せになるような気がします。

藤村哲哉様 ギャガコミュニケーション様 引用

最大のリスクマネジメントは「取り扱い作品数の最大化」で、当社は昨年、映画の配給会社としては日本一の配給本数となる約五十作品の取り扱いを実現し、さらに版権の取り扱い作品数まで含めると昨年一年間で実に三百五十作品の買い付け本数を達成することができました。

【気付き】

今はアマゾンプライムで楽しく見ているのでどのようになったのかちょっとわからないのですが、
「取り扱い作品数の最大化」というリスクマネジメント設定は、わかりやすく財務指標としてKPIになってたのかなと感じます。
webサービスだとMAU(マンスリーアクティブユーザー)とかKPI設定しますが、そのあたりかなと。

平林元樹様 オリム様 引用

どうしてもっと早くアイデア商品に特化しなかったのか。この反省を糧に「タオル業界の小林製薬で行く」(ニッチ市場に戦略特化する意味)との標語を掲げ、今再びボディータオル等のオリジナルアイデアグッズの開発に力を入れています。現在は、このようなアイデア商品しか生き残る道はないと確信しています。

今、私は″打つ手はまだまだ無限にある〟と自分に言い聞かせています。塾長がおっしゃっている「人生の目的は魂を磨くことにある。この目的を果たすためには、仕事という試練の場で精進するべし」とのお言葉を糧に、この一年を体力・気力の続く限り走り抜く覚悟でおります。

【気付き】

小林製薬さんの名前が出てきてますが、小林製薬さんはパートも含めみんなで企画案出すそうです。
主婦の目線から小林製薬的な絶妙なネーミングや「隠れたニーズ=インサイト」を挙げるそう、繊維などの成長産業ではない産業ではアイディア1つでいろんな発想が生むのが大事なのかと。

そういえば最近聞いたのですが、15秒に1本売れている、マスカラの「天まで届け」すごく売れてるマスカラ
http://www.isehan.co.jp/heroine/swp_mascara/
のような、大ヒット商品はアイディアや発想で生まれるはず。知恵と頭脳で勝負。こういったネーミングは潜在意識に透徹するくらいの強烈な願望をもてば、必ず啓示があるような、そんな感じに思います。

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